【Book.12】陰陽五行でわかる日本のならわし
〇読む目的
・陰陽五行説を学ぶ
【陰陽説とは】
・古代中国の思想
・全ての事柄は陰と陽からなる
→互いに影響しながら補い合い調和し合う
→そうして万物を生成し発展していく
・宇宙の原初の状態を“太極”という
→太極拳の太極。
→下図は太極図と呼ばれるもの
・二元論的考え方
→男と女、朝と夜、静と動、剛と柔、太陽と月
〇気づき、学び
・日本文化は奇数だらけ
→食は一汁五菜、一汁三菜
→俳句は五七五
→七五三
→手の指5本
→奇数は陽の数
・対して西洋では偶数
→1ダース12個
→夫婦2人で1対という考え方
・ご飯の配膳
→お米は左、汁物は右
→お米は尊いものだから陽を表す左側に置く
・結婚式には奇数の金額を包む
→奇数は陽を表す
【陰陽五行説とは】
・五行説は宇宙の万物を5つに分類
→木火土金水の5つの気で成り立っている
→それらが巡り、相生、相剋し合う。
→他のものを生み出す“相生”と、
→他のものを剋する“相剋”がある
・五行と五色
→木:青
→火:赤
→土:黄
→金:白
→水:黒
〇NEXTアクション
・まず陰と陽の二元論を意識して生きる
〇雑感
・狛犬(阿吽の呼吸)
→図の右が阿形、左側が吽形
→阿は宇宙や物事の始まり
→吽は宇宙や物事の終わり
→を表していて、あで始まり、んで終わるという万物の根源と究極を表す。
・毎月の始まりを一日という
→新しい月が立つことを月立ちと読んで、それがついたちに読み変わった。
〇詳細
題名:陰陽五行でわかる日本のならわし
著者:長田なお
発行所:株式会社淡交社
発行:2018.12-初版、2020.01-第三版
定価:¥1,320
購入:書店で定価
俺評:★★★☆☆ 3.9
→陰陽五行を簡単に学べて良かった。ただ、日本の昔ならではの文化伝統の話が多く、(お寺とか神社とか習わしとか昔話とか…)僕の知識不足もあってなかなか分からない部分も多かった。陰陽五行へのハードルを下げる、身近であることを感じる入門書と言う意味で役に立つ本だと感じた。