なでしこの歴史【U20W杯初優勝】
日本女子サッカーは着実に進歩している。
2011年に初めてワールドカップの舞台で世界の頂点に立ち、
2014年にはU17世代のワールドカップでも初優勝。
更に2018年にはU20のカテゴリーでも初優勝を果たし、シニア、U17、U20、本大会と、全カテゴリーのFIFAワールドカップを制覇した経験のある唯一の国でもある。
そして今、FIFA女子ワールドカップ2023年大会。12年ぶり2回目の優勝へ向けて大和撫子たちが奮闘している。
この記事を書いている現在、ラウンド16でノルウェーを3-1で倒し2大会ぶりのベスト8進出を決めている。
今大会ここまで4試合を終えて14得点1失点と、順調に進んできているだけに“優勝”の二文字が脳裏によぎる。
第二期黄金期
これは偶然の産物ではなく、必然の結果だ。
これらを制覇した時のメンバーが中心となって今のなでしこジャパンを牽引している。
そこで、本記事ではUー20 FIFA女子ワールドカップ2014について振り返る。
Uー20 FIFA女子ワールドカップ2018
メンバー
メンバーをまとめた。ピンク下線は今大会のワールドカップメンバーの選手。
監督
GK
1 鈴木あぐり(19) 1試合
18 スタンボー華(19) 5試合
21 福田まい(20) 0試合
DF
2 小野奈菜(19) 0試合
3 高平美憂(18) 3試合
4 南萌華(19) 6試合
5 牛島理子(18) 3試合
6 高橋はな(18) 6試合
13 宮川麻都(20) 6試合
17 北村菜々美(18) 6試合
MF
7 林穂之香(20) 6試合1得点
8 福田ゆい(20) 2試合
9 宮澤ひなた(18) 6試合1得点
10 長野風花(19) 6試合1得点
12 今井裕里奈(20) 1試合
15 佐藤瑞夏(19) 0試合
20 遠藤純(18) 6試合2得点
FW
11 宝田沙織(18) 6試合5得点
14 村岡真実(20) 5試合
16 児野楓香(20) 1試合
19 植木理子(19) 6試合5得点
結果
GL1節 アメリカ 1-0
GL2節 スペイン 0-1
GL3節 パラグアイ 6-0
準々決勝 ドイツ 3-1
準決勝 イングランド 2-0
決勝 スペイン 3-1
記録
シルバーボール賞 宝田沙織
ブロンズボール賞 南萌華
ブロンズブーツ賞 宝田沙織
15得点3失点
FIFA女子ワールドカップ2023
今回の大会についてまとめた記事は下記。
興味が向いたらほかの記事も読んでみてほしい。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
なでしこジャパン再び世界の頂点へ
なでしこのワールドカップが盛り上がってる。
実はWEリーグの開幕年の前半戦、毎試合チェックしてブログを書いていたことがあるから、女子サッカーはそこそこ詳しい方だと思う。
ちょっと出遅れたものの、今回のなでしこジャパンについて少しまとめておきたい。
メンバー
【GK】
1 山下杏也加
生年月日:1995年9月29日(27歳)
身長体重:170cm/67kg
所属:INAC神戸レオネッサ
W杯経験:2019年
18 田中桃子
生年月日:2000年3月17日(23歳)
身長体重:168cm/65kg
W杯経験:なし
21 平尾知佳
生年月日:1996年12月31日(26歳)
身長体重:173cm/65kg
W杯経験:2019年
【DF】
2 清水梨紗
生年月日:1996年6月15日(27歳)
身長体重:160cm/47kg
所属:ウェストハムユナイテッドウィメン
W杯経験:2019年
3 南萌華
生年月日:1998年12月7日(24歳)
身長体重:172cm/62kg
所属:ローマウィメン
W杯経験:2019年
4 熊谷紗希
生年月日:1990年10月17日(32歳)
身長体重:173cm/63kg
所属:ローマウィメン
W杯経験:2011年優勝.2015年準優勝.2019年
5 三宅史織
生年月日:1995年10月13日(27歳)
身長体重:165cm/53kg
所属:INAC神戸レオネッサ
W杯経験:2019年
12 高橋はな
生年月日:2000年2月19日(23歳)
身長体重:169cm/67kg
W杯経験:なし
19 守屋都弥
生年月日:1996年8月22日(26歳)
身長体重:164cm/54kg
所属:INAC神戸レオネッサ
W杯経験:なし
23 石川璃音
生年月日:2003年7月4日(20歳)
身長体重:172cm/62kg
W杯経験:なし
【MF】
6 杉田妃和
生年月日:1997年1月31日(26歳)
身長体重:162cm/52kg
所属:ポートランドソーンズ
W杯経験:2019年
7 宮澤ひなた
生年月日:1999年11月28日(23歳)
身長体重:160cm/48kg
所属:マイナビ仙台レディース
W杯経験:なし
8 猶本光
生年月日:1994年3月3日(29歳)
身長体重:158cm/55kg
W杯経験:なし
10 長野風花
生年月日:1999年3月9日(24歳)
身長体重:160cm/53kg
所属:リバプールウィメン
W杯経験:なし
13 遠藤純
生年月日:2000年5月24日(23歳)
身長体重:167cm/55kg
所属:エンジェルシティ
W杯経験:2019年
14 長谷川唯
生年月日:1997年1月29日(26歳)
身長体重:157cm/47kg
所属:マンチェスターCウィメン
W杯経験:2019年
15 藤野あおば
生年月日:2004年1月27日(19歳)
身長体重:160cm/53kg
W杯経験:なし
16 林穂之香
生年月日:1998年5月19日(25歳)
身長体重:157cm/52kg
所属:ウェストハムユナイテッドウィメン
W杯経験:なし
17 清家貴子
生年月日:1996年8月8日(26歳)
身長体重:166cm/62kg
W杯経験:なし
【FW】
9 植木理子
生年月日:1999年7月30日(24歳)
身長体重:164cm/53kg
W杯経験:2019年
11 田中美南
生年月日:1994年4月28日(29歳)
身長体重:164cm/56kg
所属:INAC神戸レオネッサ
W杯経験:なし
20 浜野まいか
生年月日:2004年5月9日(19歳)
身長体重:165cm/49kg
所属:ハンマルビーウィメン
W杯経験:なし
22 千葉玲海菜
生年月日:1999年4月30日(24歳)
身長体重:162cm/58kg
W杯経験:なし
第2期黄金世代
2011年の優勝を知るメンバーはキャプテン熊谷ひとり。
熊谷が4大会目の出場となる中、W杯初選出メンバーが13人と半数を占める。
しかし、この世代はUー17 FIFA女子ワールドカップ2014で初優勝した時のメンバーと
Uー20 FIFA女子ワールドカップ2018で初優勝した時のメンバーが揃う、いわゆる黄金世代。
Uー17 FIFA女子ワールドカップ2014
当時の中心メンバーは長谷川唯を始め、大会MVPに輝いた杉田妃和。更には飛び級で長野風花もこの時の優勝メンバーだった。監督は前回のワールドカップを率いた高倉麻子。
この大会についてまとめた記事は下記。
Uー20 FIFA女子ワールドカップ2018
Uー20 FIFA女子ワールドカップ2018に関しては監督が現なでしこジャパン監督の池田太、10番を背負ってチームの中心だったのが現なでしこジャパンの10番長野風花。今大会ブレイク中の宮澤ひなたもこの時の優勝メンバーだ。
この大会についてまとめた記事は下記。
12年ぶりの優勝へ
第2期黄金期と密かに期待している今のなでしこジャパン。
2大会ぶりのベスト8進出を決め、勢いに乗っている。
池田監督は特定の選手に依存することなく、“誰が出ても変わらないチーム”を体現している。
再び女子サッカーが世界の頂点へ。
この快進撃のままテッペンまで上り詰めてほしい。
【movie.05】アバウト・タイム~愛おしい時間について~
最近、映画鑑賞にハマっている。ひとつの出会いが人生を変えるように、ひとつの映画との出会いが人生を変える。
自分が体験しえないことを映画の世界で疑似体験することで人としての幅も深さも広がる。
そう信じて映画を観るようにしている。
今回は『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』を鑑賞した。感想をまとめたい。
観たきっかけ
最近観た『イエスマン』『きっと、うまくいく』がなかなかいい映画で人生観が変わった。
特に『イエスマン』は分かりやすくて、YESという回数が増えた。
イエスマン、きっとうまくいくの鑑賞記事は下記。
これらをみたきっかけはDr.ヒロさんのYouTube。
この動画のおすすめ映画ランキング5位が『イエスマン』、3位が『きっと、うまくいく』、そして2位が『アバウトタイム』。
イエスマンもきっとうまくいくも大満足の映画だった。ということは、アバウトタイムも観るしかない。
という流れでアバウトタイムを視聴した。
観る目的
動画内でヒロさんが語っているように、
幸せや時間への考え方を一新したいという思いで視聴した。
感想
アバウトタイムを観てみた気付き、個人的な評価、感想等をまとめる。
俺評
いつも俺評として観た映画や読んだ本に対してMax星5つで評価をしている。
アバウトタイムは★★★☆☆3.7
やり直せないからこそ
ざっくりこの映画のあらすじは、時間を巻き戻せるようになった主人公が時間を巻き戻して思い通りに人生を作っていくんだけど、次第に時間を巻き戻さなくなっていき、本当の幸せに気付く、といった感じ。
この映画から受け取ったメッセージは「やり直せないからこそ人生は面白い」ということ。
今は今しかないから楽しい。やり直せないから感情が動く。
やり直せばいいや、という保険を抱えて思い通りになったとしても
最終的には空虚感に苛まれる。
今は今しかないから一生懸命に生きようと思うし、味わえるんだと思う。
主人公がパートナーと初めての夜を営むシーンがあって、主人公は時間を巻き戻して3回行為に及んだ。
それはそれでいいかもだけど、
何回でもできるという無制限より、できないかもしれない制限があった方が面白い。と思った。
今を一生懸命に生きること、二度と巻き戻らない一瞬を全力で味わうこと。
そんなことに気付かせてくれる映画だった。
詳細
2013年イギリスのSF恋愛映画
監督.脚本:リチャードカーティス
上映時間:124分
制作費:17億円
興行収入:世界123億、日本4億
【Book.14】ウチダメンタル
〇なぜ買おうと思ったか
DAZNで放送されている内田篤人のフットボールタイムを見ていて、うっちーの芯の強さ(本を読んだ後で言うと芯の太さ)とか頭の良さをすごく感じていて、考え方がすごく好きだった。
うっちーのブレないメンタル、普段は大人しいのに内に秘めた熱い心。その辺を学ぼうと思って購入した。
〇バランス感覚
『ウチダメンタル』を読んでみて、“バランス感覚”という言葉が凄く出てきた。
かくいう僕もバランス系プレイヤーで、サッカーのポジションはボランチからサイドバックになった身だ。
2011年に日本がアジアカップ優勝した際ベンチにいたうっちーは、みんながピッチに駆け寄る中、1人逆方向へ走り出して怪我で決勝戦に出場が叶わなかった香川のユニフォームを取りに行った美談があるが、僕もチームの中でそういう立ち回りをしている。自然と。
というわけで、すごく親近感というか、自分の目指す方向の先にいる人という感覚で読み進めた。面白くてあっという間に読み終えた。日にちにして2日。
〇内容
題名にもあるとおり、この本の核は“メンタル”だ。
うっちーはメンタルを「強い、弱い」ではなく、「上下」で捉えていて、「なるべく上下動しない」がいいメンタルだというイメージらしい。
・受け入れる
低い時は低い。マイナスの感情は誰にでも起こりうるから、その時に無理に補ったりせずそのままありのまま受け入れる。というのがウチダメンタルの秘訣。
きついときはきつさをとことん味わう。無理して上げようとすると“振れ幅”が大きくなるから「メンタルが上下動」すると言う。
・やらないことを決める
振れ幅を少なくするためにやらないこと、適当さを身につける事が大事という。
自ら「やらなきゃいけない」と決めて追い込むことで、それをできなかった時に対処が出来なくなり、結果的に“メンタルが上下する”
これを防ぐために、良いと思ったら良い。考え方をシンプルにすることが大事。
・外国人メンタル
外国人は「メンタル=頭」と捉えているらしい。僕含め、日本人は「メンタル=心、精神」というイメージがあるのではないだろうか。
中田英寿も「メンタル=頭」と捉えているらしく、きつい、やめよう。と思うのは心ではなく頭がそう感じて指令を出すから頭がメンタルだ、という考え方らしい。
だから身体を鍛えると頭で危険だと察知する基準が高まり、結果的にメンタルがブレなくなる、と中田英寿は語っていた。
捉え方、イメージ。それだけでその人間の進める深さ、ステージが変わってくる気がする。
まずは常識を疑うところから。自分なりのイメージを持つこと。
・カッコいいか?
自分のやろうとしている言葉言動をカッコいいか?で判断する。
そのために自分の中の“カッコいい像”を確立させること。
うっちーは簡単にすごいプレーをしちゃう陰で支える人、成果だけ出してお疲れさん、そんな人をカッコいいと挙げていたが、それが万人のカッコいいじゃないことは理解しないといけない。
僕はうっちーと感覚が似ていて、縁の下の力持ちに美徳を感じるけれど、
人によっては大きな夢を語ってそれを実行していくのがカッコよく感じるかもしれないし、それは人それぞれ。
逆に、カッコ悪いのは無理をしていること。よくイタイと言われるのは大体これで、身の丈に合っていない。だから正直にクリーンでいること、それが強くてかっこいい。と語られていた。
この感覚、凄くわかる。だから僕はブログで敬語を使うことに違和感がある。一人称が“僕”なのにも多少の違和感がある。普段は“俺”で話していて、ブログで“僕”と書くと、なんか可愛子ぶってるような、丸くなっちゃうような、そんな気がしてならない。この辺は模索中。
・一を聞いて十を知る
頭が切れる、スマートな人は全部をやろうとしないし、させようとしない。
色々経験し、思考を重ねる中で無駄なもの、効率的ではないものが削ぎ落とされて究極までシンプルになった姿を“頭が切れる”や“スマート”という。
〇結局何が言いたいか
ちょっと学びが多すぎて、まとめたつもりがまとまってない。全然簡略化できてない。
けど、この本をザッと2周読んでみて結局うっちーが伝えたいのはこれだな。が何となくわかった気がする。
・いつでもオリジナル
それは、「オリジナル」でいろということ。キーワードは「自分なり」と言ったところだろうか。
人との関わりの中で色々な刺激や影響は受けると思うけど、人は人、自分は自分。その人にはなれない。
「ああなりたい」「ああはなりたくない」という視点で人を見ながらじゃあ自分はどうすればいい?どう行動したい?という自分オリジナル像をブラッシュアップしていけ、という事だと解釈した。
うっちーの言葉でいうと、「あの人はこうか、じゃあ俺はこうだな」
〇雑感
・自分なりの、イメージ
有名な話ではあるけれど、本田圭佑がゴールのことを“ケチャップ”と表現したことがある。
得点できない日が続いても1度得点が出来ればドバドバ決まる、という意味で“ケチャップ”と表したんだろう。
この話と、ウチダメンタルを読んで感じること。
それは一流の人は“その人なりのイメージ”を持っているということ。更に言えばそこまで考え抜いているということ。
何かを捉える時に他の類似するものを持ってきて捉えたり、ひとつの言葉について世間とは少しズレた自分なりのイメージを持っている事で芯が決まってくる、太くなってくる、のだと感じた。
・逆をとる
シャルケ時代に、「遅刻したら罰金」というルールが設定された。真面目な日本人は「遅刻してはいけない」と考え、遅刻した際には嫌々罰金を払い、少なからず自分を卑下すると思う。
外国人は「罰金を払えば遅刻してもいい」と捉えるそう。たしかに「遅刻したら罰金」というルールから派生される考えではあるものの、日本人にはなかなか出せない発想だとも思った。
これくらいハッキリ考えること、普段自分が見ている角度と少し変えて考えてみること。
日本でそれを表現すると否定されるかもしれないけれど、心で思う分には誰にも止められない。
せめて疑問を持ったり、こういう発想が出来る柔軟な頭を持っていたい。
・好きなことが分からない
「好きなことが分からないから何をやっていいか分からない」
それはそう。やってみなきゃ好きかどうかなんて分からない。
「分からないからやらない、ではなく分からないから何でもやってみる」
好きじゃないと続かないし、好きなことを探す努力をまずしてみるべき。
この考え方はすごく勉強になった。やりたいことが分からないからやらない、ではなくやりたいことが“現状”分からないから何でもやってみている。という状況にすること。
中田英寿は好きなことを形にするのには大体10年かかるという持論を述べていた。
・言動に責任を持つ
中田英寿の発言でもうひとついいなと思ったのが「言動に責任を持つ」というもの。
言動に責任を持たないと達成できなかった時に自分の中の基準が崩れていくという。言ったことをやらなくていいとなると基準がブレブレになってしまうから自分が放つ言葉には責任を持つことが必要。
〇詳細
題名:ウチダメンタル 心の幹を太くする術
2021年8月5日 第1刷発行
著者:内田篤人
編集者:二本柳陵介
発行所:株式会社 幻冬舎
俺評 ★★★★☆ 4.8
個人的意見なんだろうけど、めっちゃ面白かった。ここ最近は何者かになりたい。知識をつけよう。となんか上ばっかり見て熱く高く目的を決めて本を読んでいた気がするけど、根っから好きな物サッカー。そのサッカー派生で好きな選手内田篤人の半自伝のような本を読むとワクワクが違った。本当に好きなもの、楽しいことは他の何かを犠牲にしてでも、時間を忘れてでも、“したい”と思ってしまうもの。これが俺の「自分なり」で、俺はサッカーから人生を学ぶのが性に合っている、のかもしれない。現にここ最近読んだ14冊の中でいちばん面白かったし、いちばん学びのある本だった。
【雑感】1泊3万のヴィラに行って感じたこと
内部試験が終わって休息を、と思ってヴィラに泊まってきた。
良い人は良い物に触れるということで1泊3万円するヴィラに泊まった。感想をまとめたい。
〇ヴィラとは
ヴィラは、英語Villaから来ていて、別荘という意味。🌴
〇本物に、触れる
人は自分が考えることを引き寄せている。
イメージトレーニング、想像は大事なんだけど、
それを映像として脳内でリアルに想像する為には
自分の脳内にその映像がインプットされていなければいけない。
それがどこでインプットされたかは覚えていなくても良くて、
「あれ、なんかこの風景見た事ある」
「あれ、なんかこれ知ってるな…」
この感覚が大事。
そのために、最近は映画やドラマを通してお金持ちに触れるようにしている。
ただ、見たことがあると行ったことがあるは全く違う。
「百聞は一見にしかず」である。
ということで、内部試験も終わって一時の休憩という意味も込めて1泊3万円を出してヴィラに泊まってきた。
〇実際のヴィラ
実際のヴィラはこんな感じだった。
内装
サウナ
レイクビュー
→The北海道。緑溢れる自然豊かなヴィラでした。
朝6時のくったり湖
→軽くもやがかかっていて、神秘的だった。絵の世界か現実か分からなくなって吸い込まれていきそうだった。
→けれど、1時間も経つと全然違う景色に変わって朝のこの時間しか見られない景色を見られたことに感動。今は今しかない。Catch The Moment.
夕食
→焼肉。肉のレベルが違った。
朝食
→量も雰囲気も丁度良し。朝から優雅な気分で珈琲を飲んで最高のチルタイム。
ハンモックから景色を眺める著者
〇感じたこと
・スペースが広い
ただ、だだっ広い。
余白、空白、何も無い空間は心の余裕を生む。
ここでは穏やかな時間が流れている感覚だった。
無駄なものは持たない。
・ハンモックがある
別荘、ヴィラとしての機能だからということもあるけれど、ハンモックがドーンと置いてあった。
余計なものを持たないこと、空間にひとつ映えさせること。
ハンモックに乗るという初めての経験が出来た。
朝起きてボーッとハンモックに揺られるのは心が瞑想状態に入り込めた。
家に毎日あって欲しい訳じゃないけれど、いい経験が出来た。
・経験が大切
夕食は焼肉だった。
プランで選んでいるにもかかわらずどれくらいあるのか分からないかつ歩いて行ける距離にコンビニは無かったので、フロントに量を聞いた。
なんでそんなこと聞くんだこいつらみたいな顔されながら答えてくれたんだけど不安だったからスーパーへ肉と米を買い出し。
写真からもわかる通り、
十分すぎる量が用意されていて、結局買ったお肉を食べきれずヴィラを後にした。
何事も経験が大切で、まだ俺は3万ヴィラに釣り合うほどの余裕が無かったと実感。
足りないなら足りないなりに、その量で満たせば良いのにまだ抱え込む思考になってる。
プラスではなくマイナス。ヴィラでそう学んで帰ってきた。何事も最小限でいい。
この経験のおかげで次からは余裕で接することが出来る。何事も経験。
・優先事項は先に潰す
ここは個室サウナがあるって言うのが売りなのに、
ご飯を食べたあと、サウナに入らずに先に映画鑑賞をした。
映画が終わって夜23時。そこからサウナに入ろうと説明書を見てみると70℃になるまでに1時間もかかると。
ここのヴィラに決めるにあたってサウナの優先順位は高かったはずなのに先に調べず、先に入ろうとしなかったおかげで夜はそのまま寝て朝サウナをした。
大事なことは先に終わらせる。
バケツに岩は1番最初しか入らない。優先順位を間違えないこと。
・プロの仕事はすごい
と、言うわけで朝サウナに入って湖を見ながら外気浴した訳なんだけど、
プロの仕事は凄いと思い知る。
個室サウナは普通の温泉のサウナと比べて狭いから個内の温度が密閉する由来か、98℃でサウナに入ってロウリュをした瞬間に暑すぎて完敗。
更に用意した水風呂も冷たすぎて惨敗。
普段の温泉で設置されているサウナは温度設定や雰囲気等、しっかり考えられて用意されていることを思い知った。
素人が行き当たりばったりで真似できたもんじゃない。
けど、何事も経験。まだ若いと言われる歳でこういう経験を詰めてよかった。
とても良いリフレッシュになりました🧖♀️
ささいなしあわせ
「あなたは死ぬ前に愛したことを思い出すか 愛されたことを思い出すか」
辻仁成さんの『サヨナライツカ』という本に書かれている詩らしい。
凄く考えさせられる言葉だな、と思ったから僕の思いをまとめたい。
1.愛されて育った
虚弱体質
この言葉を聞いたときに真っ先に感じたのは自分に与えられた“愛”について。
僕は生まれつき虚弱体質だったこともあって、すごく手のかかる子だった。
ただでさえ手のかかる幼児の中で、より大変だったろうと思う。
与えられた愛
その分たくさん時間とお金と愛をかけて大切に大切に育ててもらったことを今になって実感していて、
「あなたは死ぬ前に愛したことを思い出すか 愛されたことを思い出すか」
この言葉を聞いたときに自分がどれだけ愛されて育ったかを改めて実感した。
2.愛したことを思い出す母
谷の深さ
僕の母も病気を経験している。それもすっごく重い病気。
経験した底の深さの分、人としての深さも出ると思っているんだけど、
僕も母も十分すぎるくらいの谷を知っている。
ささいな幸せ
母は病気をしてから、空に感謝し、日常に感謝したという。
首を上げれば綺麗な空が広がっていること、その空を見ることが出来ること。
家で洗濯ができること、大好きな家族に向けて料理を振る舞えること、おかえりと迎え入れられること。
そんなささいな幸せに気付き、感謝するようになったと言っていた。
愛せるということ
そんな母は“愛したこと”を思い出すだろう。
母がかかった病気はとても稀で、5年後の生存率ゼロと診断された。
そんな母が病気に打ち勝ち、10年経った今も元気でいるのは間違いなく“愛の人”だったから。
病気が発覚した時、僕は修学旅行を間近に控えた中学3年生。
母は僕の修学旅行の事、高校卒業まで送り届けられるかなど、自分の事はさておき僕の事、子どもの事しか考えていなかったという。
そんな母に愛され、僕はここまで生きてきた。
母は“愛したこと”を思い出す。
3.愛されたことを思い出す自分
一方、現状の僕は“愛されたこと”を思い出す。
「あなたは死ぬ前に愛したことを思い出すか 愛されたことを思い出すか」
この質問には答えがないし、どっちの方が美しいという基準もない。
ただ、人間が変化し適応し生きていく生物ということを考えると
このことを語るうえで“現状”という視点が大事な気がする。
現状の僕は、愛されたことを思い出す。
4.愛する存在が出来た時
今後、愛する存在が出来た時。
愛する存在のパートナーとの間に新たな生命が宿る時。
そんな経験を経て人は“愛された記憶”から“愛した記憶”に塗り替わっていくのかもしれない。
「人は自分がされた優しさでしか優しくできない」という言葉を聞いたことがある。
「人は自分が与えられた愛を別の何かに与えて終わりを迎える」んじゃないだろうか。
その愛の連鎖、プラスのサイクルを途絶えさせてはいけない気がする。
焦る必要も
無理に探す必要もないけれど、
いつか愛する存在が出来た時、
その時は
与えられた愛を感じながら今度は自分が大きな愛を与えられる存在になれたらな、
とそう感じさせてくれる言葉だった。
【Book.13】チーズはどこへ消えた?
〇読む目的
・幸せ、成功に向けてマインド面を鍛える
〇概要
ネズミ2匹と人間2人が“迷路”の中で“チーズ”を探す物語
①チーズとは
チーズは僕らが求める目標みたいなもの。
→お金、家族、健康、安定など。
②迷路とは
迷路はそれを追いかける場所、環境こと。
→会社、家庭など。
→どこでその目標を叶えるのか。
〇内容
・自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたくなる
→喚く姉、それを嘆く自分。
→やることすらやっていないのに人任せ。行動が遅い。
・チーズがなくなった段階でその真相を究明しても意味がない🧀
・元々なかったのに、得てから無くなるとマイナスに感じる
→振り出しに戻っただけなのに。
・コンフォートゾーンが心地いい
→最も良い、のではなく心地が良い、だけ。
→ホメオスタシスが働く
・ホー(人間)は行動しなきゃわかるはずのない答えを知ってから動こうとする。
・チーズを手に入れるのが幸せなのではなくチーズに手に入れる過程が幸せ
【キングオブ】
・自分が変わるには自分の愚かさをあざ笑うこと
・人間は有能な脳を持っている
→希望も効率的な方法も恐怖もやらない理由も、考えることが出来る。
→ネズミはシンプル。観察して受け入れて進む。壁にぶつかりながら
→火も包丁も脳みそも、使い方次第で武器にも兵器にもなる。
〇気付き、学び
・スニッフとスカリーは互いに顔を見合って頷いて次へ進んだ
→ヘムはホーに次に行こうと言われてもダメだと言ってホーもそれに感化されて折れる。
→高め合うのか足を引っ張り合うのか
・自分で気付かないと意味が無い
→馬を水辺に連れて行くことは出来るけど水を飲ませることは出来ない
〇NEXTアクション
〇詳細
題名:チーズはどこへ消えた?
発行日:2000.11-第1刷、2020.6-第104刷
著者:スペンサージョンソン
訳者:門田美鈴
発行所:株式会社扶桑社
定価:¥922
購入:¥385(ブックオフ)
俺評:★★★★☆ 4.0
→さすがは大人気作品、学びは多い。ものの、しりすぼみ感というか前半が特に面白かった。去年読んだ時とはまた学びが変わっていて、自分の成長や変化を実感した。