バチェラー5 〈ep.05〉ストールンローズ
バチェラー5折り返しのエピソード5。
どうやらさっしーの言う意見の分かれるシーンはここにあるっぽい。
ドキュメンタリーすぎて、重たすぎて心持っていかれるけど、ここで振り返っておきたい。
episode.01
episode.02
episode.03
episode.04
ストールンローズ
今回はカクテルパーティーなしでいきなりのローズセレモニー。
ということでバチェラーシリーズ初となる“ストールンローズ”が登場。
前回の旅でストールンローズを経験した惠一の意思でバチェラーシリーズに初めて登場させたらしい。
2on1デートもそうだけど、ストールンローズも惠一のいる前で登場。
制作人さすがに酷だって。そりゃ変な空気なるでしょ。って感じ。
このストールンローズが後に大きな議題となる。
そもそもなぜ惠一はストールンローズを登場させたのか。
インタビューではストールンローズの登場でバチェロレッテへの気持ちが強まったと言っていて、自分への強い気持ちを確認したいという意図らしい。
だとしたら、そんな覚悟をある人のローズを惠一は受け取らないわけなくない?
そうなると、ツーショットデートするはずだった人の気持ちったらなくない?出来レースすぎない?
萌子さんは番組側の用意したストールンローズだったから「今日は来て欲しくなかった」と言えた。
そして本当に芯のある人だから「今日は誰が来てもローズ君といようと思ってた」という言葉を信じられた。
だけど、惠一が自ら望んでストールンローズを用意したとなると、
略奪される前提でツーショットデートを誘うことになる。なんか報われない。
グループデート
ストールンローズの存在を知りながらグループデート。
愛シャ、つっきー、まいまい、竹下理恵の四人が呼ばれた。
ここで惠一が名前を呼ぶ時に
尾﨑真衣の事を尾﨑真央と言い間違える。
これはちょっと流石に気まずすぎて、失礼すぎた。
バギー
グループデートではバギーに乗ってた。
なぜか惠一はまいまいと二人乗りでバギーしてて、
その後ろにほかの三人を乗せたバギーが追随。
惠一の運転が遅すぎて、後ろの三人はつまんなそうというか、眠そうだった。
理恵だけ相変わらずゾッコンだったけど。
ジップライン
グループデート後はツーショットデート。
惠一の苦手な“高い所”を克服するというていでジップラインに挑戦。
誘い文句は、後押ししてくれる人として…愛シャ。
と言ってたけど、バチェラーならもっと特別感ある誘い方なかったのかな、と少し感じた。
ジップラインしてからプール的な水の中で話してたけど、
全然盛り上がってなかったというかこの二人が恋愛する姿が見えない。
イルカデート
二日目。前回のデートに参加していない西山、鈴木光、大内悠里が参加。
内容は船からイルカを見るという楽しそうなデート。
家庭訪問の時と同じく、この三人とのデートはズルだろってくらい楽しそうで、惠一がめっちゃ普通のおじさんになってた。
シンプルに女の子たちがおじさん相手に海外を楽しんでる感じ。
乗馬デート
イルカデートの後はツーショットデート。
ここで大内悠里が二回目のツーショット。
けど、これって絶対ストールンローズ誰かが持ってくるだろうから、ある意味なんかかわいそうなご指名。
ストールン会議
そして今回の大論点、ストールン会議。
まず、一日目の居残り組、西山鈴木大内での話。
光が人によって変わるみたいなことを言うと、西山は結局最後は一人だから人とかじゃなく自分次第だと思うというド正論をかます。
やっぱり西山は常にフラットで雑念なしに物事を見ている印象で好感持てる。
シスターフッド
今回のラストデートに大内が呼ばれたところで残りの女性陣がストールン会議を始める。
尾﨑真衣を抜いた5人は皆ストールンローズを使いたいと挙手。
それぞれの主張は以下。
杤木愛シャ:乗馬デートしたーい
西山真央:2on1デートのお詫びしてほしい
鈴木光:自分のドキドキを確かめたい
竹下理恵:前回の過呼吸時のローズセレモニーの感謝を伝えたい
月田侑里:自分だけツーショットデートがないからデートしたい
理屈で言えばつっきーが一番通ってる気がする。
そして竹下理恵の主張が一番意味が伝わらなかった。
それは一回、尾﨑西山によって制されるシーンもあった。
理恵姉は過呼吸時に惠一にもみんなにも時間を取らせちゃって、惠一にもそうだけど、周りの女の子にも感謝を伝えたい。その感謝を伝えるためにこれを使う。
と論理のろの字もないことを言っていて、それだけ聞くと遠慮した方がみんなのためにはなる。と言われてた。
いじめ?後押し?
このシーンで大きく問題となってるのは、つっきーに対すて意見する構図がいじめなのか背中を押そうとしているのか、という点だと思う。
SNSで意見を見ると、いろんな意見があったから、私の感じた事をイチ意見としてここにまとめたい。
まず、話し合いは鈴木光が主導権を握る。
光:惠一はつっきーを待ってるはず。でも私たちも行きたい。だから私たちを納得させてほしい。
ここまでは正当に感じた。
つっきー:みんなはツーショットデートしているけど、私はしてない。
光:つっきーがデートに誘ってもらえないのはカクテルパーティーで自分から話しかけなかったことが大きいと思う。
ここまでも正当に感じる。
ただここで、一つの論点。主語が“We”な点。
光:カクテルパーティーで自分から話しかけに行くのってすごく勇気のいる行為。皆もそうじゃない?(→西山賛同)
光:だから今まで話せていないから話したいっていうのは、私たちは納得できない。
ここでの主語が問題。ひとつ前に太字で書いた私たちは、確かにみんな行きたいって言っているからそれを代表して光が私たちというのは分かる。
けど、今回の私たちはみんなそうじゃない?に対して西山だけが言葉として賛同していて、それを引っ張ってきて“私たちは納得できない”と、主語を大きくするのはちょっと厳しく感じた。
これによって、つっきーは唯一の武器「ツーショットデートができていない」を封じられ、さらには味方がいない状態で6人を納得させなければいけなくなった。と感じると思う。
確かにあれだけの女性陣(ライバル)がいる中で自分から声を掛けるのは勇気のいることだし、その主張は理解できる。
多分バチェロレッテ2でのマクファーと同じ主張。チャンスはあったでしょ、そのチャンスを生かしてないだけでしょ、って。
ただ、光はみんなを代表する形ではなく、あくまで“私は”納得が出来ない。というべきだったんじゃないかなというのが一点目。マクファーの「僕には響かないです」みたいに。
次につっきーの主張。
つっきー:カクテルパーティーがあって話せる機会があるなら一番に手を挙げて話しかけに行くけど、今回はくしくもカクテルパーティーがないから、使いたい。
竹下:私はカクテルパーティーがあるなしに関わらずこのローズを使いたい。
ここではつっきーの主張が弱く感じた。
ストールンローズは気持ちの強い人がデートを略奪しに行くものだから、くしくもカクテルパーティーがないから、仕方なく。という理由付けだと竹下レーダーに引っかかるのはしょうがないと思った。
竹下レーダーに引っかかってる最中、フラット西山も大きく頷いていた。
これには私も同意見。カクテルパーティーがないことを受動で被害者の立場をとると対抗馬はこういってくる。そしてそっちの方がパッションが強く伝わる。
そして、ここから光も尾﨑もつっきーに意見させようとパスを出すんだけど、それがアシストのパスではなくて、ハメパスになってる。
光:つっきー何か言いたそう、聞きたい
月田:私も長谷川さんのことを大切に思ってるし、好きだって思う。・・・。
竹下:思う?思う?どゆこと?
後で書くけど、つっきーはお嬢様。
自分の気持ちを素直に表現しようとするあまり、断言できない。そこに竹下レーダーが発動。
「私も好きなの、惠一さんとツーショットデートがしたい。お願いします。」ってマクファー&ノッキーみたいに頭を下げればいいだけなのに、自分の気持ちをそのまま表現してしまう。
そりゃ心の底から惠一さんが好きって言えるわけもない。
ろくにデートもしてないし、そもそも惠一は会社立てたばかりの元プロバスケ(3vs3)選手でお金持ちでもないし、万人が言う超イケメンでもない。
けど、それをいうと、話をする機会がないのは自分から話しかけなかったじゃん。という光の呪縛に引っかかる。
竹下:とりあえず感謝の気持ち伝えてきたいわ、それを伝えるのはこれしかない。
光:つっきーはそれでいいの?納得?
つっきー:今の理恵ちゃんのお話に反論はできないかな。
光:ああ…
西山:じゃ、決まりか
竹下:行っていいの?
この流れでも分かるとおり、
光、竹下、西山はみんなつっきーの使うローズだと思ってて丁寧に丁寧にダチョウ倶楽部にいうフリを作ってるんだけど、
つっきーはお嬢様、素直すぎて気圧されてしまった。
そもそも反論なんてしなくてよくて、パッションと頭下げで押せばよかっただけ。
つっきーに譲ってあげた私を演出してあげればよかっただけなんだけど、つっきーはその意図が読めなかったのかなと思う。
けど、あの場にいてあのテンポで複数の方向からまとまってパスをされるとああなるのも仕方ないとも思う。
っていうのがこのストールンローズの結末に感じる。
最後に坂東さんが現れて、最終決断を迫る。
坂東:どなたがご使用になられますか
ここで対抗馬であるはずの竹下もつっきーを見る。
長い沈黙の中、ギリッギリのギリッギリでつっきーがパッションを出す。
つっきー:私も二人の時間が欲しいです。みんながいいって言ってくれるなら行かせてください。
尾﨑:いいよもうヒールでいいんだけど、ちょっと遅いと思うよつっきーそれは。感情を出すのがちょっと遅いと思う。
西山:そうだと思う
ギリッギリのギリッギリで泣いて感情を出したけど、女性陣を納得させられず。
まずひとつ、つっきー、そこは最後にお願いしますっていう一言&もうひと段階頭を沈めるべきだった。
そして、せっかく感情出せたのに遅いっていうのはどうなんだろう。それが欲しくて坂東さんがくるまで議論が長引いたのに、感情出したら遅いかぁ。
とは思ったものの、この議論がどれだけされていたのかは分からない、そしてつっきーがどこか受動というか意見を求められてやっと発言。
という自分事のパッションが感じられなかった、っていうのはひとつの要因としてありそう。
ただ、フラット西山が尾﨑のヒール役に深く頷いていたってことは相当議論長引いたんだろうなとも思う。
いずれにせよ議論は座談会でしか分かりえないと思うから、私の感想としてはこんなところにしておく。
ストールン花火
そんなドロドロ会議があったとも知らず、惠一は理恵姉のストールンローズを受け取った。
それも、「もちろん」と言った。
もちろんじゃなくて、ありがとうと言ってほしかった、迷ってほしかった。
そんな流れで理恵にサプライズローズを渡し、花火が上がる。
泣きながら眺めるつっきー、泣きながらシャンパンを飲むまいまい、涙すら出ない大内悠里。
ドレスでプールに飛び込む尾﨑。尾﨑だよ?社長令嬢尾﨑真衣がドレスでプールインだよ?
そこまでさせんなよバチェラー。とは思った。
最後、一人だけプールに飛び込まないつっきーを光が手を引いて一緒にダイブ。
尾﨑が泣きながら「ごめんねごめんね」ってつっきーに抱き着く。
推しとして、ここであんまり注目されないかおるやまの気持ちも想像しちゃってこのシーンはちょっと見てらんないくらいつらかった。
お嬢、月田
さっき少し触れたけれど、つっきーは実家がお金持ちのお嬢様。
太字にしたけれど、理恵ちゃんのお話と言ってみたり、
カクテルパーティーでは譲ってたたずんでみたり、
焦るとよくないと精神統一してみたり、
プールに一人だけ飛び込まなかったり、
簡単には泣かずにパッションを押し出せなかったり、
お上品な育ちのつっきーには一人の男を奪い合うというコンセプトが合わなかったんだなと、そう感じた。
ローズセレモニー
そしてローズセレモニー。
今回のローズは5本。内、1本は竹下理恵。
ここでは二人とお別れ。
サプライズローズ:竹下理恵
1:大内悠里
→ローズをもらう前に、一つ。
前回のストールンローズの時すごくショックで、事態も考えたけれど、しっかり話してから決めたい。だから時間を作ってほしい。
2:尾﨑真衣
3:鈴木光
4:西山真央
OUT:杤木愛シャ
OUT:月田侑里
→最初から惠一君の事を幸せにしたいと思ってた。
この場面、最後に伝えても遅いなって思ったけど、最後にならなきゃ伝えられない不器用な子なんだろうなとも思った。
そして最後に車のドアが開いたのにしゃがみこんで泣く様は女子たちへの当てつけなのか、番組側への見せ場のプレゼントなのかは分からなかったけど、いずれにせよカメラ目線で語りかけるつっきーは見られなかった。